浄土真宗仏光寺派 仏像完成

阿弥陀様を迎えました。
今回は仏壇から仏様まで探しているお客様。こだわっているお客様。そういうお客様は手仕事をする身として嬉しいです。
「両親はまだ元気なうちに仏様をお迎えして一緒に感謝の気持ちを伝え暖かい余生を過ごしてもらい将来、その思いを子供達が両親に祈りを捧げる」

そう言った思いを持ったお客様です。

宗派は珍しい浄土真宗仏光寺派です。
仏像は宗派によって変わります。
今回は光背が特徴的です。
雲から光が出てくるイメージですが一本だけ長くなります。
台座は蓮の台座

蓮葉は泥の中でじっくり耐えて綺麗な花を咲かせます。

仏像の台座が蓮なのは、辛い事があってもいつかは良い事がありますよと言う意味で蓮の台座になります。
阿弥陀様の手の印相は施無畏印と与願印です。
右手で衆生の畏れを除き、左手で衆生の願いを叶え、救済に導く。という意味です。
阿弥陀様の手は水掻きが付いています。指の隙間から溢れないように救うという意味です。
兵庫県西宮市のお客様のお家へ納めに行きました。
特注で頼んでいた仏壇の中へ綺麗に納まりました。ほっと一安心。
私のお仕事は大切な方を亡くされていたり大切な方の為にお願いしに来るお客様が多いです。
大切な思いを形にして仏様として迎える事が出来て本望です。
本当にありがとうございました。