木彫りの役行者(役小角)を彫り出します

今回は役行者(えんのぎょうじゃ)のお仕事です

役行者は山へ籠もって厳しい修行を行い悟りを開いた方です。修験道(しゅげんどう)で有名ですね。



今回のお客様は過去に阿弥陀様を納めた事があります。一生大事にすると言って毎日拝んでいるとお手紙を頂きました。嬉しい限りです。


そのお客様から相談のお電話がありました。


修験道(しゅげんどう)を行った際に役行者を知り、像を見て深く感動したそうです。そこで新たに役行者をお願い出来ないかという相談。


シルエット、服、事物などのは明確なイメージがあったので、それに合わせていきました。

 

鉋がけした木曽檜から仏様を出していきます。

 

作業工程は最後に動画で載せますので後ほどご覧下さい。

 

荒彫りで全体的な形だしをします。シルエット、服、事物などのは明確なイメージがあったので、それに合わせていきました。

 

 

細かい細部を入れていきます。錫杖や下駄、巻物も彫ります。

 

 

細部も出てきました。

 

 

眼を入れて完成

「修験道の修行は厳しいけども何処か穏やかな雰囲気にして欲しい」

 

顔の見本はありましたが表情が少しあいまいな表現でしたので、こちらで意味合いを少し加えていく事に。

 

辛い事があってもいつかは笑顔になれるようにと思いを込めた顔にしました。

 

 

完成までの流れを動画でまとめましたのでよろしければご覧ください。

 

 

 

『誰かにとって特別であればいい』

 

 

その様なコンセプトで当工房はこれから出会うお客様にとって特別となる仏様を迎えていきたいと思います。

 

・年間15体限定 完全予約制の仏像が出来上がる様子を公開しています。

 

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