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不動明王の火炎光背の意味

不動明王像の購入を考えている方、仏像彫刻をされている方から質問が多いのが火炎光背の意味です。

ここでは不動明王像の意味やご利益、表情や姿も合わせて説明していこうと思います。

 

先ずは不動明王像について

 

不動明王像は、忿怒の相と言う顔をしています。右手に剣、左手に羂索(けんじゃく)という縄を持ち、背中に火炎光背を背負った姿が一般的です。

 

忿怒の相は、悪を仏の道に導くという決意の表れで、火炎で煩悩を焼き払い、右手の剣は人々の煩悩を断ち切る、左手の縄は煩悩から抜け出せない人を吊り上げてでも救い出します。個人的には可愛いい息子の為に悪い道に行ったら叱る親心の様なイメージです。

 

不動明王像はお仕事で依頼を受ける事が多い仏像です。

 

不動明王像の火炎はただの火炎ではありません。不動明王像は火生三昧という所に居ると言うのが一般的です。これは(かしょうざんまい)と呼びます。それはどう言う状態なのか。山岳修行で火の中を歩いていますよね。あの様なイメージをして下さい。

 

そしてこの火炎はカルラ王という天部が出している火炎です。(検索していて下さい。)

カルラ王は鳥の顔をしています。なので光背の炎の中に鳥のくちばしが見えると思います。こうして知識を得てから仏像を見ると今まで見えなかった事が見えて来ます。

 

 

荒彫り中の火炎光背です。鳥のくちばしは見えますか?

 

仏師はこうした決まりを意識しながらアレンジをして、いろいろな仏様が出来ている場合がほとんどです。決まりが入っていない仏像もありますがそれはそれで興味深いですね。

こちらは小さい光背ですが大まかに仕上げました。カルラ王のくちばしが入っています。

完成

 

 

完成するまでを動画で見たい方はこちらの動画をご覧下さい。

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誰かにとって特別であればそれでいい。そんな仏様を迎えることをコンセプトに当工房はお仕事をしています。

 

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