国の文化財レスキュー事業として能登半島地震で仏像の被害があったお寺様へお伺いしています。
今回は、基本的に修理・修復ではなく応急処置という活動になります。
前回は仏像の本体を中心に処置をしました。今回は台座になります。
台座の一部
八角形の台座は接合しているので、どうしても壊れやすい部分になります。
この部分を先に膠で接着します。
このままでは強度が弱いので補強もしておきます。
ここからは時間を短縮しながら台座の応急処置をしていきます。
アシスタントも場数を踏んできたので大まかな流れを指導したら自分達で考えて動いていきます。
細かな破損部分がありますので台座を分解しながらその都度、破損部分を合わせていきます。
細かい破損パーツが80個ほどありました。
前回、処置をした地蔵菩薩像と両大日如来像も台座にのせました。
台座の下部はまだ接着が終わっていないので補強ラップを巻いてあります。後ほど様子を見にいって取ろうと思います。
こちらに載せていない仏像の応急処置も2体ほどありますが全て終わりました。
お寺様
暑い中、多くの配慮をしていただきありがとうござました。おかげさまで予定通りに進みました。ありがとうございました。
能登復興支援ステッカーについて
こちらの売り上げを仏像の応急処置活動の費用として使わせていただいています。
主に被災地までの交通費(アシスタントの分)になります。
当工房のアシスタントは学生が多く、その活動資金として使っています。
1枚 1000円となります。
問い合わせは気軽にメールでご連絡ください。
誰かにとって特別であればいい。その様なコンセプトで当工房はこれから出会うお客様にとって特別となる仏様を迎えていきたいと思います。
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