応急処置活動とは
能登半島地震によって破損した仏像を対象にしています。後に修復することを前提とした応急的な方法を施します。
当工房では基本的に合成接着剤は使わず膠(にかわ)を使用して接着していきます。
膠はお湯に浸けると剥がすことができます。そうすることによって分解して修復する事が出来ます。
だいぶ破損があります。他にも破損していたのですが写真は一部になります。
今回も、だいぶ破損があります。他にも破損していたのですが写真は一部だけです。
状態を確認して段取り良く進めて行きます。
移動は金沢駅から特急バスとタクシー移動ですので5〜6時間程しか時間がとれず、この時間で完成出来るように進めます。
こちらのお寺様は真言宗のお寺様ですので立派な大日如来坐像が2体ありました。
胎蔵界と金剛界の大日如来坐像になります。
御住職から写真の許可をいただきました。
破損していた頭部や足がくっつき嬉しそうに見えます。
次回も継続していきます。
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