2024年
10月
18日
金
石川県 能登半島地震 仏像応急処置
当工房は能登半島地震によって破損した仏像の応急処置活動をしています。
今回は仏像の修理ではなく国の文化財レスキューの支援の活動になります。
能登半島穴水町の仏像の応急処置も終わりが見えて来ました。
次回は違う町へ行きます。
活動の様子です。
破損している仏像の現状確認をします。
仏像は台座、光背、本体に分かれています。箇所に応じて応急処置する道具や方法も変わります。
現状をチェックし、どのように進めていくかを決めます。
美大生アシスタントにも共有し各自で手順よく進めてもらいます。台座は乾燥時間を多くとりたいので最初に手をつける事が多いです。使用する接着剤は膠になります。
不動明王の台座、光背、台座。
大日如来坐像 こちも破損が多い。
2024年
10月
11日
金
薬師如来立像 千葉県習志野市 本尊
今回のご依頼は秘仏の模刻になります。
秘仏とは厨子に納め本来は見ることの出来ない仏像です。
千葉県習志野市のお寺様から、本尊として皆さんが拝むことの出来る秘仏の模刻像のご依頼を承りました。
秘仏は金箔の像ですが今回は木の状態の像になります。
漆や金箔を貼る前の像をイメージして仏様を彫り出します。金箔を貼ると顔の印象は大きく変わりますので木の状態の仏像はどうなっていたかを想像してつくります。
後に金箔を貼る可能性もあるので、その点も考慮しています。
お寺様と相談しながら図案を描きます。
今回の仏様は台座が特徴的ですね。仏様に髭も描く予定です。
木材は木目の細かい木曽檜で質感も良いです。当工房は機械を使うことが少なく今でも手鋸を使用します。
音がとても心地よいです。後半に動画を載せてありますので是非聞いてみてください。
2024年
9月
18日
水
能登半島地震 穴水 仏像の応急処置活動
国の文化財レスキュー事業として能登半島地震で仏像の被害があったお寺様へお伺いしています。
今回は、基本的に修理・修復ではなく応急処置という活動になります。
前回は仏像の本体を中心に処置をしました。今回は台座になります。
台座の一部
八角形の台座は接合しているので、どうしても壊れやすい部分になります。
この部分を先に膠で接着します。
このままでは強度が弱いので補強もしておきます。
2024年
9月
03日
火
手のひらサイズの仏様 小さい仏像販売
台座はシンプルで光背がないので本体が際立ちますので宜しければ完成までの様子をご覧下さい。
今回のご依頼
石川県のお客様
仏壇はないのですが床の間に置いて、いつも心静かに拝む毎日を過ごしたいとお話しされていました。
図案を描きました。
2024年
8月
11日
日
10月26日 本尊 薬師如来佛 開眼記念法要のご案内
当工房で真言宗豊山派寺院 薬師寺さまの本尊の模刻を手がけています。
本尊は秘仏となっており常に見ることは出来ません。そこで参拝可能な模刻仏像のご依頼をいただきました。
10月26日にお披露目会がありますのでよろしければお立ち寄りください。
午前中は法話や開眼供養が行われます。午後からはイベントが開催されます。商店街の秋まつりの日に行うので盛り上がりそうです。
寺院は商店街の中にあります。とても雰囲気の良い場所です。
タイムスケジュールになります。
私も参加予定です。
今のところ午後2時から午後4時の間でワークショップをやる予定です。
【内容】
仏像の木材で自分の箸を作ろう
時間 30分
予約制
ワークショップ以外にも仏像彫刻の相談なども受け付けています。
仏像を彫っているけど分からないからアドバイスが欲しいという方も大歓迎です。
事前の予約連絡をして頂けたら対応します。
この機会にお会いできる事を楽しみにしています。
〒275-0011 千葉県習志野市大久保1丁目17−14
真言宗豊山派寺院 薬師寺
(商店街の中にあります)
最寄駅 京成大久保駅 徒歩3分
予約はこちら
toshiharu.sakagami@gmail.com